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趣旨：開催の意図

第一に強調しておきたいのは、今あるひとつのアイデアを肯定してそれを磨き上げることをこのプログラムはまったくもって意図していません。多くのトップ起業家が最初に作った会社は倒産していますし(metaやmicrosoftなど)、初期のアイデアをいかに早く捨てるか、捨てられるだけの検証の量・質・速さが担保できているか、が非常に重要とされています。ここは大学ですので飽くなき批判精神(≠非難)をもって、多角的に自分の思考を巡らせてください。そのうえで、自由な大学生活の時間を自分が知的情熱を向けられる活動へ捧げてください。

Great execution towards a terrible idea will get you nowhere ——Sam Altman(OpenAI)

参考：The Top Idea in Your Mind

参考：Why Smart People Have Bad Ideas

目的：なんのためにこのプログラムが存在するか

• アイデアをブラッシュアップするのではなく、執着なく捨てることができるような環境と仕組みを提供する
• 自分のもつテーマやアイデアを多角的かつ批判的に検討するために、強制的な視点の変更を促す思考パターンを提供する
• 他者のアイデアを作り、他者からアイデアをもらう中で、視点の変更の仕方に対するメタ的な認知を高める機会を提供する

目標：終わった後のみなさんの理想状態

• 初期のアイデアを早く捨てられるように…
  • 自分の考えていたアイデアの幅や深さの限界を知っている
  • 多角的にアイデアを考える方法を身につけている
• コミュニティにアイデアの提供という形で貢献する代わりに、自分のアイデアについて気兼ねなく助けてもらえる環境に参画している（give firstの精神）
  • 修了者のみで構成されるサブグループに参画しお互いに助け合える状態
  • アイデアをともに検証できる可能性のある仲間を見つけることができる

※プログラムが進めば過去に提出されたアイデアも閲覧できるようになります(数百〜千件程度)

※どのアイデアがいいのかは社会との相互作用を繰り返すという「行動」からわかってくるものであると考え、本プログラムはアイデアの良し悪し・その検証法についてコミットしません。やりきったうえでご相談いただければ適切なプログラムやお話が可能かもしれません。